日野町めぐり(2026.4.26)

with Pentax Auto Takumar 55mm F2

滋賀県日野町は綿向(わたむき)山のふもとに広がる、かつて日野商人で栄えた町です。町内にあるヤエザクラ、シャクナゲ、フジとそれぞれの名所をめぐり、さらには古い町並みも散策しました。

 

日野川ダムの浮島に咲く八重桜。そこそこ知られた撮影スポットでもあります。背後にそびえるのが綿向山です。

 

ダム沿いに美しい茶畑がありました。日野はお茶の産地でもあります。

 

古い町並みのエリアまで移動してきました。カフェ「らっこや」のたたずまいを見てランチはココと決めました。

* 以下5枚の写真はいずれもスマホ撮影です。 

 

字を見ただけで料理の美味しいことが分かる、とは妻の弁です。うらやましき才能。

 

スパイスカレーは細部までこだわりのある逸品でした。

 

築150年の古民家をリノベーションしたお店です。靴を脱いで上がります。音響設備もバッチリ。

 

とても居心地の良い空間です。

 

ケーキとコーヒーを追加でオーダーしました。

 

「日野まちかど感応館」から古い町並みの散策をスタートします。看板には「萬病感應薬」とあります。当時人気のあった薬は現在も販売されています。

 

日野特有の桟敷窓が風景に溶け込んでいます。祭りの日に通過する曳山を観賞するためのつくりだそうです。

 

画面右手にある「近江日野商人館」を見学します。

 

日野商人にゆかりのある旧山中家が民俗資料館として開放されています。

 

国の有形文化財に指定されている由緒ある建物です。

 

おびただしい数の資料が所狭しと展示されています。こちらは源頼朝一行が富士の裾野で巻き狩りをしている様子だそうです。

 

「慎み十カ条」は現代の商売にも通じる内容といえます。

 

日野商人を支える組合組織は早くから発展し、福利厚生面も手厚かったよう。

 

薬だけでなく酒も主要商品の一つでした。

 

18世紀末の世界地図です。小東洋に浮かぶ偉大なる島国、大日本!

 

日野商人のことをもっと知ってほしい。そんな情熱がひしひしと伝わる、郷土愛にあふれた資料館でした。

 

この町は綿向山に見守られながら栄えてきたのだと思います。

 

次なる目的地は鎌掛谷ホンシャクナゲ群生地です。爺斧岨(やぶそ)川というおっかない名前の川に沿って遊歩道を歩きます。

 

渓流沿いにチラホラとシャクナゲが咲いています。大群落はまだ先のようです。

 

歩くこと15分、シャクナゲ池に着きました。坂道を登れば展望台はすぐです。 

 

展望台からの眺めがこちら。谷をはさんで山肌をホンシャクナゲが覆っています。

 

ホンシャクナゲは通常標高800m以上で見られますが、ここでは350m程度の高さに群生しています。貴重な現象であり、国の天然記念物となっています。 

 

帰路、遊歩道で目にとまったツバキをパチリ。

 

最後の訪問先は藤の寺として知られる正法寺です。

 

京都の仙洞御所から移植された藤は樹齢三百年以上だそうです。

  

八重桜、石楠花、藤と微妙に花期はズレますが、うまい具合になんとか同時に楽しむことができました。(自画自賛!)

 

本レンズは最近接(55cm)で開放(F2)だと、ときに背景がぶっ壊れる印象があります(もちろん良い意味で)。顕著な例は最後のフジの写真です。また最後から4番目のツバキの写真では茎や葉っぱがなんともあやしげです(重ねて良い意味です)。